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【TIFFレポート24】ギネス女優の菅井きんが生涯現役宣言『ぼくのおばあちゃん』

イラストレーターで詩人でもあるなかむらみつるが、実体験を基にノスタルジックな同名絵本を映画化した『ぼくのおばあちゃん』。芸歴60年を超える菅井きんの初主演作(!)となった本作が「日本映画・ある視点」部門にて、23日(木)に公式上映され、上映前の舞台挨拶に菅井さん、榊英雄監督、そして子役の伊澤柾樹、吉原拓弥の4人が登壇した。

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『ぼくのおばあちゃん』舞台挨拶にて(左から)榊英雄監督、菅井きん、吉原拓弥、伊澤柾樹
『ぼくのおばあちゃん』舞台挨拶にて(左から)榊英雄監督、菅井きん、吉原拓弥、伊澤柾樹
  • 『ぼくのおばあちゃん』舞台挨拶にて(左から)榊英雄監督、菅井きん、吉原拓弥、伊澤柾樹
イラストレーターで詩人でもあるなかむらみつるが、実体験を基にノスタルジックな同名絵本を映画化した『ぼくのおばあちゃん』。芸歴60年を超える菅井きんの初主演作(!)となった本作が「日本映画・ある視点」部門にて、23日(木)に公式上映され、上映前の舞台挨拶に菅井さん、榊英雄監督、そして子役の伊澤柾樹、吉原拓弥の4人が登壇した。

最高齢の主演女優としてギネスにも認定された菅井さん。実は、こうした舞台挨拶に出席するのもこの作品が初めてだそうで、「本日このような場に出席させていただくなんて、本当にまあ、信じていいんですよね?」と監督に再確認。「本当に、本当に嬉しく思っています。どうぞ、今後ともよろしく。私もあと、どのくらいやれるか分からないんですけど、生きている間はがんばって、生涯現役でいたいと思っております」という宣言も飛び出した。

菅井さんによると「現場は穏やかな人たちばかりで、みなさんに面倒を見てもらった」そうだが、岡本健一さん演じる主人公・智宏の中学生時代を演じた吉原くんは辛かったと言う。「監督は、いままで会ったことがないくらい、本当に怖い人で…(笑)。監督に怒られに怒られ泣いてしまいました。これからも、もう監督以上に怖い人に会うことはないんじゃないかと…(笑)」と告白。当の榊監督は苦笑いするばかり。一方、5歳の智宏を演じた伊澤くんは「監督さんにいつもいつも怒られて悲しかったけど、面白かったです(笑)」と満面の笑み。

実は、今回のTIFFの特別招待作品である『ホームレス中学生』の古厩監督のデビュー作『この窓は君のもの』が榊監督の俳優デビュー作。「不思議なご縁でお互い監督同士で参加していることはすごく嬉しいですし、考えてみると渋谷で東京国際映画祭をやっている頃から観客として観ていたので、こうやって参加できることは光栄です」と感激しきり。隣に座る菅井さんへの気配りも忘れない、優しい人柄がにじみ出ていた。撮影中は果たして本当に怖かったのだろうか…?

最後に監督から「一般のお客さんには初のお披露目になるかと思います。また、ご出演いただいた、深浦加奈子さんの最後の作品にもなってしまいました。非常に良いお芝居をしていただいて、今後とも監督をやるべく良いパワーをいただきました。また、エンドロールの最後にワンシーン入っております。そこまで観ていただけると嬉しいです。ありがとうございました」と観客にメッセージを贈り、舞台挨拶は幕を閉じた。

『ぼくのおばあちゃん』は12月6日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。

第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
《シネマカフェ編集部》

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