アメコミ原作のヒーローは多々いるが、中でも人気が高いのがスパイダーマンだろう。しかしこのシリーズは、単にヒーローの活躍だけが人気なのではない。『スパイダーマン』ではウィレム・デフォー扮するグリーン・ゴブリン、『スパイダーマン2』ではアルフレッド・モリナ扮するドクター・オクトパスなど、その人間味あふれる敵キャラクターも人気が高いのだ。そんなシリーズの3作目では敵キャラが新たに2人登場する。『サイドウェイ』のトーマス・ヘイデン・チャーチ扮するサンドマンと、トファー・グレイス扮するヴェノムだ。そこで、この新キャラ2人にインタビュー。まずは、トファーのインタビューから紹介しよう。
長編第1作目の『ジーザスの日々』が97年のカンヌ国際映画祭カメラドール特別賞(新人賞)を受賞したほか、各国の映画祭で多くの賞を受賞。そして2作目『ユマニテ』ではカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞するなど、その卓越した表現力が定評のブリュノ・デュモン監督。その彼の新作『フランドル』はフランス映画祭で上映され、4月28日(土)に公開初日を迎える。映画祭で来日した監督に作品について話を聞いた。
イ・ジュンギが初めてスクリーンに登場したのは草なぎ剛主演の『ホテル ビーナス』──今から3年前のこと。翌年の『僕らのバレエ教室』で韓国での正式デビューを飾り、続く『王の男』では女性も見とれる女形芸人・コンギルを演じ瞬く間に人気を博した。そして本作『フライ・ダディ』ではその“女性らしさ”とは正反対に、頼もしくてクールな高校生役に挑んでいる。作品を重ねるごとに注目度が増していく“韓国一の美男子”イ・ジュンギの魅力に迫った。
『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ監督が15年間温めたオリジナル脚本で臨んだ最新作『こわれゆく世界の中で』。1人の男性と2人の対照的な女性の間で揺れ動く“真実の愛”と“偽りの愛”を描いた本作で、『コールド マウンテン』に続くミンゲラ監督とのタッグを組んだ主演のジュード・ロウに本作の見どころを聞いた。
女性が元気になれる映画を特集放送した日本映画専門チャンネルの特別連続企画「Dear Woman 映画の中の彼女たち」。番組ナビゲーターとしてナレーションを手がける西島秀俊の落ち着いた佇まい、優しい声からは女性がほっとできる安らぎを感じる。そんな西島さんに女性の疲れた心を癒すためにセレクトされた10作品について、また恋愛観についてインタビュー! 「悩める女性にアドバイスを」という今回の企画主旨を伝えると、「プライベートでは女性から相談をもちかけられることなんて全くないですけど…」とちょっぴり照れくさそう。しかし、30代半ばの男性からのアドバイスには、現代女性が抱える日常の不安、悩みを解きほぐしてくれるヒントがたくさん詰まっていた。
“ツォツィ”とは、「不良、チンピラ」を意味する南アフリカのスラング。南アフリカ最大の都市・ヨハネスブルクのスラム街を舞台に、“ツォツィ”と呼ばれる一人の少年が、ある赤ん坊と出会うことで自分の人生を見つめ直し、暴力と窃盗に明け暮れる日々から抜け出していく物語『ツォツィ』。2006年にアフリカ映画初のアカデミー賞外国語映画賞受賞という快挙を成し遂げた本作の主演、プレスリー・チュエニヤハエに話を聞いた。
『シャロウ・グレイブ』、『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督が初めて挑んだ本格的SFアドベンチャー作品、『サンシャイン 2057』。『28日後...』でも組んだキリアン・マーフィを始め、真田広之、ミシェル・ヨーなど、国際色豊かな俳優陣が揃ったことでも話題になっている本作について、監督に話を聞いてみた。
とにかくナビィおばあがキュートだった『ナビィの恋』、天真爛漫という言葉を体現するかのような小学生・美恵子の冒険を描いた『ホテル・ハイビスカス』と、沖縄を舞台に心温まる、そして沖縄の魅力がいっぱいつまった作品を作り続けている中江裕司監督。この中江監督待望の最新作が『恋しくて』だ。本作で、主人公・加那子の母を演じたのが現役ジャズ・シンガーの与世山澄子。映画初出演とは思えないほど自然にストーリーにとけ込んでいる彼女に話を聞いた。
危険な恋になると感じつつも惹かれてしまう女性──『情痴 アヴァンチュール』でリュディヴィーヌ・サニエが演じたガブリエルはまさにそれ。天使のような愛らしさと、すべてを知り尽くした魔性をあわせ持ったその姿は、同性から見ても美しいと思ってしまうほど。『焼け石に水』('00)、『8人の女たち』('02)、『スイミング・プール』('03)など、フランソワ・オゾンの秘蔵っ子として着実に成長を遂げているサニエに、この映画の魅力を訊いた。
日本公開前に第63回ヴェネチア国際映画祭に出品されるなど、すでに世界から注目を集めている映画『蟲師』。かつての日本の自然界に生息し、不可解な現象を引き起こした“蟲”、その現象を鎮める蟲師ギンコの果てしない旅を描いたファンタジーである。漆原友紀の同名漫画に魅せられた大友克洋が映画化を熱望。自ら監督・脚本を手掛けた本作は『ワールド アパートメント ホラー』('91)以来、実に16年振りの実写監督作となった。
日本が世界に誇るライブバンド、東京スカパラダイスオーケストラ。昨年6月にオリジナルアルバム「WILD PEACE」をリリースし、フランス、ドイツ、スペイン、スイス、ベルギー、オランダをまわる欧州ツアー、ベトナムでのライブなど半年にわたり70本以上というツアーを敢行した。そのツアーを中心にバックステージやツアーの模様を記録したのが『SMILE〜人が人を愛する旅〜』だ。ジャンルを超えた“トーキョー・スカ・サウンド”を繰り広げる彼らのフロントマン、谷中敦に作品について聞いた。
よしもとばななが2002年に発表した同名小説を映画化した『アルゼンチンババア』。その“ババア”を鈴木京香が演じることで、製作前から話題になっていた本作が完成。3月24日(土)の公開を前に京香さんにお話をうかがった。
「今すぐ、この環境から離れて気分転換がしたい」。仕事での失敗や愛する人との別れ、そして失恋など、誰もが一度は、こう考えたことがあるのではないだろうか? 『ハート・オブ・ウーマン』('00)、『恋愛適齢期』('03)のナンシー・マイヤーズ監督最新作『ホリデイ』は、恋に破れた女性たちが環境を変えることで、新しい恋を見つける大人のロマンスを描いた作品だ。