17歳のユウとヨースケ。お互い惹かれあいながらもすれちがい、そして17年後、お互い34歳になって偶然東京で再会する。誰もが胸にしまっている、あの時言えなかったことば。『好きだ、』は17年越しのゆれる想いを静かに、美しい映像でとらえている。本作の監督をつとめるのは『tokyo.sora』で注目を集めた石川寛だ。
1980年代、中南米エルサルバドルは激しい内戦に包まれていた。少年時代をこの内戦下で過ごし、14歳の時にアメリカに亡命した新人俳優、オスカー・トレスはこの体験をひとつの脚本としてまとめ、ハリウッドで活躍する、同じく中南米出身の監督、ルイス・マンドーキに自ら売り込んだ。こうして『イノセント・ボイス 12歳の戦場』が誕生した。公開を控えて来日をしたルイス・マンドーキ監督、そしてオースカー・トレスに映画について伺った。
韓国の恋愛映画といえば、悲劇的なメロドラマを想像する人も多いと思うが、中にはキュートなラブストーリーもある。『小さな恋のステップ』はそんな、思わずクスッと笑ってしまうような、ちょっと不思議なラブコメディ。主演は『シルミド』で一躍スターにのぼりつめた人気俳優、チョン・ジェヨンだ。
バレエに目ざめる少年を描いた『リトル・ダンサー』の主人公、ビリー・エリオット役で一躍有名になったジェイミー・ベル。現在19歳の青年に成長した彼の最新作が『ディア・ウェンディ』だ。本作は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や『ドッグヴィル』など、人間の本性をさらけ出すような独特の作風で不動の地位をものにした奇才、ラース・フォン・トリアーが脚本を手がけた話題作である。公開を控え、監督トーマス・ヴィンターベアとともに来日したジェイミーに直撃した。
数々の人気キャラクターを送りだしてきたディズニーに、またひとり仲間が増えた。彼の名前はチキン・リトル。何をやっても失敗ばかりの小さな男の子だ。映画『チキン・リトル』はエイリアンに連れ去られた友達の救出にチキン・リトルが大活躍する、心温まるアドベンチャー・ファンタジーである。どんなにくじけても決してあきらめない根性と愛らしいルックスで、すでに大勢のファンのハートをつかんでいるチキン・リトルの魅力を、来日したランディ・フルマー プロデューサーにうかがった。
12人の男女、それぞれのエピソードが展開する『大停電の夜に』。突然の停電で、研修先のホテルのエレベーターに閉じ込められる…という中国人青年役を演じるのが、いま注目の若手俳優、阿部力だ。
『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』など、奇想天外な発想で世界中を魅了してきたテリー・ギリアム監督。7年ぶりの新作となる『ブラザーズ・グリム』は、グリム兄弟をモチーフに、その童話の世界に作者である兄弟自身が巻き込まれてしまうというもの。ファンタジーを描かせたら天下一品だけに魅力的な人選だ。貰い物だという“鼓童”のTシャツを着て現れたテリー・ギリアム監督は果たしてどんな話を聞かせてくれたのか?
前作『ソウ』の公開直後、驚愕のラストシーンに世界中が息をのみ、謎の連続殺人鬼“ジグソウ”に震えた。あれから1年、待ち望んだ続編『ソウ2』がいよいよ公開される。公開を直前に控えた10月17日、新たに監督として起用されたダーレン・リン・バウズマンが、ジグソウそっくりの人形“ジグソウ兄”と一緒に来日を果たした。
弱冠30歳過ぎにして、ベルリン、ベネチア、カンヌの世界3大映画祭を制した監督がいる。その名は賈樟柯(ジャ・ジャンクー)。あの巨匠マーティン・スコセッシまでも「君の映画は素晴らしい。私はみんなに君の映画を見るように薦めている」と絶賛する、中国の新世代を担う監督だ。
『マッハ!』や『アタック・ナンバーハーフ』などのヒットで日本でも人気を得てきたタイ映画。そのタイから本格アクション映画がやって来る。東京国際ファンタスティック映画祭2005での先行上映に合わせて来日した『デッドライン』のタニット・チッタヌクン監督にタイの映画事情をうかがった。
センセーショナルな映像美で、壮絶なまでの愛と裏切りの世界を描いた、全米No.1ヒット作『シン・シティ』。“SIN CITY(罪の街)”に生きる個性的なキャラクターと彼らを演じる豪華なキャストも話題の本作で、多くの俳優たちに交じり、鮮烈な印象を残しているのが、ハリウッドでも注目の若手女優ブリタニー・マーフィだ。『17歳のカルテ』『8Mile』などでも高い評価を得ている彼女が、10月1日の映画公開を控え来日。世界を刺激する『シン・シティ』の魅力を、cinemacafe.netに語ってくれた。
松尾スズキといえば、宮藤官九郎や阿部サダヲなどを輩出した劇団「大人計画」の主宰者。近年では演劇界のみならず文学やミュージカルなど様々な分野でその才能を発揮し、昨年は『恋の門』で映画監督デビューも果たした。演出家、劇作家、エッセイストなどいくつもの肩書きを持つ彼が俳優・松尾スズキとして“主演”した『イン・ザ・プール』のDVD発売に際し、その正体を探ってみた。
息の長い韓流ブームの中、凛とした存在感と確かな演技力で"韓国映画の宝石"と呼ばれる1人の女優がいる。『四月の雪』のヒロイン、ソン・イェジンだ。