その後も、CMやミュージックビデオ、映画といった数々の映像作品を製作&監督。 「元々、俳優志望ではなかったから、友人であるニールから役を依頼されたときは驚いた。カメオ出演くらいかなと思っていたんだけどね」と笑うシャルトだが、80年代のTVドラマをリメイクした『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』が次回作として公開待機中。「今後も俳優としてやっていきたい」と語る。 「幼い頃は想像力が豊かで、『グーニーズ』が好きな子供だったよ。南アフリカにTVが普及したのは1976年で、73年生まれの僕は当時3歳。両親がTVを見せてくれるようになったのは、8〜9歳の頃だったんだ。それまでは音で遊ぶことが多く、物語の朗読テープを聴いたり、それを真似て楽しんでいた。その経験があるからか、演じるキャラクターを作り上げるときはいまでも声から作るようにしている。その後、TVというものを体験し、『これはすごい!』と感動したのを覚えているね。『声だけじゃなく、人間が映ってる!』って(笑)。ひとつのメディアとして心惹かれたし、物語を作る手段として映像制作を選んだのは自然な流れ。だからこそ、いま、こうして映画の世界に身を置いていることが嬉しいんだ」。