それはかなり前のこと。とあるピアノ・ソナタをCDで聴いていたときのことです。部屋には静かに、でもときに激しく、音楽だけが流れていました。そして、その場には私一人だけしかいないはずなのに、あるメロディのところで、誰かが鼻歌を歌っているような不思議な音がかすかに耳に届き始めました。これはもしや心霊現象? と、どきどきする私。よく子供の頃にありましたよね、歌手○○のレコードに奇妙な声が入っている…とかいう話。もしかして、このCDもそのひとつなのか。そんなどきどきが、私と20世紀を代表する名ピアニスト、グレン・グールドとの出会いでした。
馬子にも衣装とは良く言ったもので、コスプレ系の映画を見ると誰でもそれなりに美しく、かっこよく見えるものです。でも、その中にあっても、ひと際輝きを放つコスプレ女王、コスプレ王らはいるものです。
恋もしたい、結婚もしたい、でも仕事は辞めたくない…現代の女性は本当に欲張り。爆発的ヒットとなったアメリカのドラマ「SEX and the CITY」がいまも変わらずに人気を得ているのも、そんな女性たちの本音や理想がそこに描かれていたからにほかならない。
噂のスーパーカップル、ブラッド・ピット製作、アンジェリーナ・ジョリー主演で話題を呼んでいる社会派ドラマ。2002年、パキスタンで取材を行っていたウォール・ストリート・ジャーナル紙のアメリカ人記者、ダニエル・パールがテロリストに拉致された事件を基に、夫の無事を信じて待つ妻・マリアンヌの奮闘が描かれる。
21世紀に入ってからの海外ドラマブームに最も貢献した作品と言えば、何はともあれ「24」。しかし、それよりも以前、1990年代の日本に海外ドラマブームを巻き起こしたタイトルと言えば、「ビバリーヒルズ高校白書」が真っ先に挙げられるのではないでしょうか?
田舎町のダイナーで働くウェイトレスのジェンナは、横暴な夫に支配される毎日。パイ作りの達人でもある彼女は夫のもとを離れ、パイの腕を武器に独立しようとするが、そんな折に予想外の妊娠が発覚し…。
10月に開催された第20回東京国際映画祭のオープニング作品として上映され、話題を集めている『ミッドナイト イーグル』。原作は「メルトダウン」、「イントゥルーダー」などで脚光を浴びた高嶋哲夫の同名小説。山岳アクションを中心に国防の理想と現実が描かれ、映像化は絶対に不可能と言われた作品の映画化である。
パトリシア・アークエットの姉で、自身も女優のロザンナ・アークエットが監督したドキュメンタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』の中に、こんなシーンが登場します。映画界で重要な立場にある妹・パトリシアについて、「妹は素晴らしいし、私は妹を愛している。けれど、彼女のことばかり聞かれるのはうんざり。私も女優よ」と複雑な思いを漏らすロザンナ。また、ロザンナの女優仲間は「だって、あのパトリシア・アークエットですものね!」と言い、パトリシアのキャリアが羨望の対象であることを匂わせます。
「女優にとって、衣裳というのは第二の肌のようなもの。これが自分や役柄に合っていなければ、うまくいかないわ」。そうインタビューで話してくれたのは、主演の『夜顔』(マノエル・ド・オリヴェイラ監督:写真上)が日本公開間近のフランス女優ビュル・オジエ。
人気ドラマ「時効警察」の三木聡監督とオダギリジョーが再びタッグを組んで贈るのが本作『転々』だ。84万円の借金を抱える大学8年の文哉(オダギリジョー)は、借金取りの福原(三浦友和)から一緒に東京の街を散歩してくれたら借金はチャラ、しかも現金100万円をくれるという提案をされ、東京散歩をすることに。そして、福原が満足するまで東京を歩くこと、霞ヶ関という目的地があること、という変な条件付きの散歩に付き合っていくうちに愛情? 友情? が生まれていく…。
すっかり秋らしくなりました。この時期に晴れると、空が優しいブルーに輝いていてほんとうに美しい。でも、なんだか年々、春や秋といった繊細な季節が短くなってきたような気がします。だから、“秋”という季節を享受できるうちに、しっかりと。そこで、秋をじっくり満喫するために考えたのが今月の企画。「芸術の秋」にちなみ、さまざまなジャンルのアートを感じさせてくれる作品をご紹介していきます。
「24」のキーファー・サザーランドは言うまでもなく、「クローザー」のキラ・セジウィック、「ボストン・リーガル」のジェームズ・スペイダーなど、映画界で活躍する俳優や監督たちの進出が顕著になりつつある海外ドラマの世界。人気ドラマ「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」に主演するパトリシア・アークエットも、映画界からの進出組だと言えます。
魂を懸けた4分間のピアノコンチェルト。希望を失った少女・ジェニーと偏屈な老ピアノ教師・クリューガー、この2人が出会ったそのときから、この4分間だけを目指して物語は動き始める。