最新ニュース コラム記事一覧(213 ページ目)
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ファッション小噺vol.43 一見しょぼくれているカウリスマキ作品のおしゃれ感
先日、アキ・カウリスマキ監督の新作『街のあかり』を観てきました。『浮き雲』、『過去のない男』に続く“敗者三部作”の最終章と、監督自身が言うように、今回も、孤独を抱えたダメ男(世間から見れば…)が主人公。相変わらず淡々としていて、派手な演出など一切なし。でも、心にじんわりと染みてきて、なんだか希望が湧いてくる、そんな独特の世界を楽しんできました。
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梅雨を忘れる清涼な映画vol.1 棚田風景が美しい『雲南の少女 ルオマの初恋』
いよいよ6月に突入しました。1年の半分が過ぎようとしています。早いものですね、今年ももう梅雨がやって来るなんて。6月生まれの私にとって、誕生日というイベント(いまだに何だか嬉しい)があるために、とても特別な時期ではありますが、そうでない人にとっては休日も少ないし、ジトジトするしで、あまり嬉しい時期ではないはず。生活だけでなく人間の情緒に、天気がいかに大きな影響を与えているか実感する時期でもありますし。
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シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.26 「LOST シーズン3」現場潜入その3
取材2日目、今日は朝から撮影が行われているとのことで、陽が昇り始めて間もない時間に撮影現場へ。そこではすでにスタッフによる準備が進められていて、キャストもスタンバイ済みでした。撮影するのはビーチの一角を舞台にしたシーンで、ジン、サン、クレアが登場。ビーチに網を仕掛けたジンが漁をするかたわらで、サンとクレアが話し込むシーンのようです。リハーサルの合間、ジン役のダニエル・ディ・キムが私たち取材陣に気づき、「松坂のレッドソックス入団が決まったね!」と笑顔で一言。そうなんです。この日は松坂投手の話題が新聞を賑わせた日。「僕は野球好きなんだ!」というダニエルが気さくに話しかけてくれました。
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見苦しいまでに名声を賭けて戦う2人のマジシャン。その対決の行方は…?
鬼才監督クリストファー・ノーランの下、マジシャンに扮したヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルが壮絶な騙し合いを繰り広げる…。この説明だけで、本作がどんなにゴージャスかを察してもらえるだろう。名声を賭け、プライドを賭けて戦い続ける2人にカッコよさはなく、むしろ見苦しい。それは、彼らが越えるべきではない一線を遥かに越えたところで戦っているからだ。
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シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.25 「LOST シーズン3」現場潜入その2
ハーリーとお別れした私たち取材陣は、次のインタビューまでビーチでしばし待機。ハワイの太陽がさんさんと照りつける中、ひたすらキャストを待っていると気分は“リアル「LOST」”に…。なんて表現するとソーヤーあたりに「俺たちの苦労がわかるものか!」とぶっ飛ばされそうですが、撮影に使われている本物のビーチでたたずむのはなかなか貴重な経験でした。
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クドカン&阿部サダヲが贈る超ハイテンション舞妓ムービー『舞妓Haaaan!!!』
「池袋ウエストゲートパーク」、『真夜中の弥次さん喜多さん』、『木更津キャッツアイ』シリーズなど、趣向の変わった作品を世に送り出し続ける脚本家、クドカンこと宮藤官九郎が次に選んだ舞台は…なんと舞妓の世界! ごく普通のサラリーマンが(学生時代に)京都で舞妓と遭遇したのを機に「いつかは自分のお金で舞妓と野球拳を!」と夢に向かって突っ走るコメディが『舞妓Haaaan!!!』なのであります。
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シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.24 「LOST シーズン3」現場潜入その1
謎だらけの無人島を舞台に、飛行機事故の生存者たちがサバイバルを繰り広げる「LOST」。「今ハマっているドラマは?」と聞かれ、「『LOST』!」と迷わず答える人も多いことでしょう。そんな人気ドラマの秘密を探るべく、シーズン3の撮影が行われる「LOST」の現場に潜入! 番組のNo.1美女・ケイトからオジサマ好きの女子に大人気のロック様、そして謎の男前(?)まで、生存者たちが続々登場する撮影現場レポをお送りしていきます。
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“異常犯罪にのめり込んだ男”にのめり込んだ男たちを描いた『ゾディアック』
『ゾディアック』で描かれているのは、“のめり込むこと”についてだ。世の中には仕事にのめり込む者、趣味にのめり込む者、恋愛にのめり込む者と、様々な依存の対象が存在するが、『ゾディアック』に登場するのは、異常犯罪者・ゾディアックにのめり込んだ4人の男たち。この映画の原作でもあるノンフィクション小説を著した風刺漫画家、彼と同じ新聞社の花形記者、さらには事件を担当する刑事2人が、60年代末から70年代にかけてアメリカを震撼させた連続殺人鬼・ゾディアックの謎を追い求めていく。
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5月病に効く特効薬 処方箋その4. 居座る“憂鬱”に海賊が喝!
6月はもう目前。なのに、まだ五月病を引きずっている人、いませんか? もう、最終治療法としては、この奥の手しかありませんね。『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』です。
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ファッション小噺vol.42 フランスの脱力系美女に憧れる
フランス女優って、どうしてあんなに美しく脱力しているのでしょう。とろんとした視線。しどけない仕草。ふんわりとまとめた髪の毛。好んで着るのは、てろんとしたしなやか素材。締め付け下着なんてもってのほか、ノーブラを好んでいたりする…。これを、ハリウッド女優が真似たりしたら、単なるだらしない人になりかねません。
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やはり北野は凄かった! 何とも不思議でおかしな笑撃バラエティ『監督・ばんざい!』
『その男、凶暴につき』('89)に始まり『HANA-BI』('98)、『座頭市』('03)ではそれぞれヴェネチア国際映画祭の金獅子賞と監督賞を受賞した北野武監督。“世界のキタノの最新作!”というだけで日本人、いや世界中の人々が興味を抱くということはもう説明無用だろう。新作ごとに注目を浴び、衝撃を与え続けてきた彼が、監督13作目となる本作『監督・ばんざい!』で見せたものは──衝撃というよりも笑撃のバラエティ・ムービーだった。
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我こそは筋肉自慢!? マッチョ男子が大集合の『300[スリーハンドレッド]』
マッチョな男たちが肉と肉をピッタンピッタンぶつけ合う音が耳に残りそうな、ムンムンと濃密に漂う男臭に窒息させられそうな、料理に例えるなら相当スパイシーで盛りだくさんな…、『300[スリーハンドレッド]』はそんな映画だ。
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ファッション小噺vol.41 カンヌ映画祭はもうひとつのファッション・ウィーク?
いよいよ始まりましたね、ヨーロッパ最大の映画祭、カンヌ国際映画祭。60回目となる今年の日程は、5月16日〜27日まで。記念すべき年として、5大陸25か国から名監督35人が集まり製作した「劇場」をテーマにした短編映画も上映されるそうで、これも目玉のひとつです。フィンランドのアキ・カウリスマキ(『過去のない男』)、ドイツのヴィム・ヴェンダース(『パリ、テキサス』)、フランスのクロード・ルルーシュ(『男と女』)、イギリスのケン・ローチ(『麦の穂をゆらす風』)、メキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『バベル』)、アメリカのコーエン兄弟(『ファーゴ』)、マイケル・チミノ(『ディア・ハンター』)らと並んで、日本からは北野武監督も参加。「監督週間」には、ダウンタウンの松本人志による初監督作品『大日本人』も招待されているので、日本からの注目も高まりそうです。

