累計500万部を超える京極夏彦による人気長編シリーズ「京極堂(百鬼夜行)シリーズ」『姑獲鳥の夏』に続く映画化第2弾作品『魍魎の匣』。前作に引き続き、主人公の京極堂・中禅寺秋彦を演じた堤真一に話を聞いた。
2004年の10月に発生した新潟県中越地震のさなかに被災地に取り残されながら、たった1匹で3匹の子犬を守り通し、失意の被災者を勇気づけた犬のマリの実話を映画化した『マリと子犬物語』。本作で観る者の心に迫る演技を見せてくれたマリ役の柴犬・イチのトレーナーである宮忠臣さんに話をうかがった。
その85年の生涯で、膨大な著書を残したアガサ・クリスティー。中でもクリスティー自身が生涯のベスト10の1作として選んだ「ゼロ時間へ」をパスカル・トマ監督が映画化したのが『ゼロ時間の謎』だ。本作でハンサムなテニスプレーヤーのギョームに扮した、フランスを代表する若手演技派のメルヴィル・プポーに話を聞いた。
上甲宣之原作の「そのケータイはXXで」を、『バトル・ロワイアル』シリーズを手がけた深作健太監督が映画化した『エクスクロス 魔境伝説』。同作で松下奈緒演じるヒロインの恋人役を演じた池内博之に話を聞いた。
1994年に『河童』、1996年に『ACRI』と監督作品を発表した石井竜也。その2作品が満を持してDVD化され、12月5日(水)に発売された。「とにかく率直に嬉しい」と満面の笑みで話す石井監督に、当時のこと、作品について、いろいろ話を聞いた。
2006年から2007年にかけて1年半の間、松竹系の劇場で本編、予告編の前に上映されていた2分ほどのショートアニメーション『ノラビッツ ミニッツ』。NHKで放映されている「ニャッキ!」や平井堅のミュージックビデオ「きみはともだち」のクリエイター、伊藤有壱氏が生んだキャラクターだ。オタワ国際アニメーション映画祭に2年連続ノミネートされるなど、海外でも評価の高い伊藤監督に話を聞いた。
『VERSUS』、『あずみ』、『ゴジラFINAL WARS』…。北村龍平監督と言えば、こうした大作や話題作が思い浮かぶ。その監督が『ゴジラFINAL WARS』以来、2年間の沈黙を破り発表したのが、武田真治主演の『ラブデス』だ。これまでのいわゆる大作感はほとんど感じられず、むしろ自主映画の大作とも言えるような豪華なインディーズ作品を撮り上げた北村監督に話を聞いた。
1992年に勃発し95年まで続いたボスニア紛争。20万人の死者、200万人の難民・避難民が発生したと言われるこの紛争を題材とした作品はこれまでも数多く作られてきた。『サラエボの花』は戦争という名目の下に起こった多くの悲惨な出来事の犠牲者である女性の12年後を描いている。そこにあるのは暴力ではなく、平和を取り戻そうと必死に生きる人々の日常。生命の尊さ、美しさがテーマだ。紛争当時ティーンエイジャーだったヤスミラ・ジュバニッチ監督に話を聞いた。
小さな田舎町で質素に暮らす少女が、華やかな上流社会へ強い憧れを持ち、あふれんばかりの思いを書き綴り、小説家として人気を博す。名声と豪邸での贅沢な暮らし、名家に生まれた画家との結婚──。
そもそもの始まりは、ブラッド・ピットが1冊の本を手に取ったことだった。「マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死」──アンジェリーナ・ジョリー主演の『マイティ・ハート/愛と絆』の原作である。私生活でもブラッドのパートナーであるアンジェリーナ・ジョリーが、その著者であり、パール氏の妻であるマリアンヌ・パールを演じている。
『まぼろし』や『8人の女たち』、『スイミング・プール』といった作品で、女性の美しさばかりか業の深さまでも、誰も思いつかないような形で活写してみせたフランソワ・オゾン。前作『ぼくを葬る』は、彼の分身とも思える青年の死生観の物語だったが、最新作『エンジェル』は、再び女性が主人公。その波瀾万丈な半生を思いきりドラマティックに描く。貧しい家庭に生まれ、上流階級に強い憧れを抱いて育った少女・エンジェルが、やがて人気小説家となり、夢見た人生──富も名声も愛する男性も手に入れる。だが、過去やつらい現実とは向き合わず、自ら作り上げた虚構の世界に逃避することで、彼女の人生には、取り返しのつかない歪みが生じていく。往年のハリウッド映画を意識したカラフルな映像と、新たに見出したミューズ、ロモーラ・ガライの怪演が、ヒロインの悲哀をヴィヴィッドに訴えかけてくる。
中国から来た14歳の少年が、やがて日本囲碁界の頂点に君臨した呉清源。現在も神奈川県で囲碁の研究を続けている彼の半生を描いた『呉清源 極みの棋譜』。本作で呉清源を演じたチャン・チェンに話を聞いた。
ソ連の衛星国として共産主義政権下にあったハンガリーの市民が自由を求めたハンガリー革命、そしてオリンピック史に残る“メルボルンの流血戦”と呼ばれる水球のハンガリー×ソ連戦…。1956年はハンガリーという国にとって、大きな意味のある年だ。この1956年のブダペストを舞台に水球選手・カルチと女子学生・ヴィキの愛を描いた『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』。本作で主演のカルチを演じたイヴァーン・フェニェーに話を聞いた。
アメリカがいまだ中立の立場を崩さず、参戦を見送っていた第一次世界大戦の中期。志願兵としてヨーロッパへと渡ったアメリカ人パイロットたちがいた——。アメリカ初の戦闘飛行中隊“ラファイエット戦闘機隊”の実話に基づき、大空での戦いを通じて成長していく若者たちを描いた『フライボーイズ』が11月17日(土)より公開される。主演のジェームズ・フランコが自身の役柄、そして撮影の様子について語ってくれた。
『アタック・ザ・ガス・ステーション!』では一言もしゃべらないエキセントリックな学生、『春の日は過ぎゆく』では年上の女性に恋する純粋な青年、『ナチュラル・シティ』ではアンドロイドに恋をする孤独な警官、そして『オールド・ボーイ』では冷徹な復讐者、『美しき野獣』では仕事一徹の検事…など、出演作を観るたびに演技力の幅広さに驚かされるのが、韓国でも演技派として高い人気を誇るユ・ジテだ。その彼が久々に出演した正統派ラブストーリーが『ノートに眠った願いごと』だ。
本国のドイツで大ヒットを記録し、ドイツアカデミー賞で8部門にノミネート、作品賞と主演女優賞(共演のモニカ・ブライブトロイが受賞、ハンナーはノミネート)に輝いた『4分間のピアニスト』。天才的なピアノの才能を持ちながらも、他人を受け入れず自身の殻に閉じこもる少女と、彼女の才能を何とか世に出そうとする女性教師の魂のぶつかり合いを描いた本作で、主人公の少女・ジェニーを演じたハンナー・ヘルツシュプルングに話を聞いた。
先日開催された東京国際映画祭でも特別招待作品として上映され好評を博した『オリヲン座からの招待状』。先代館主・松蔵が亡くなり、残された美しい妻・トヨと共に映画館・オリヲン座を守っていこうとする留吉。“先代の妻を寝取った”と陰口を叩かれながらも、オリヲン座を守り、トヨを支え続ける彼を演じた加瀬亮に話を聞いた。
同名のホラーアクション・アドベンチャーゲームを原作としたアクション大作『バイオハザード』シリーズ。2002年に1作目が公開されて以来、ゲーム同様に映画も人気を博し、今年、シリーズ3作目が公開された。主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。彼女の代表作であるこのシリーズも、今回の『バイオハザードIII』で最終章を迎える。シリーズを通して、その華奢な身体で美しいアクションを見せてくれるミラ・ジョヴォヴィッチに話を聞いた。
「週刊宝石」(光文社)で連載された業田良家の4コマ漫画「自虐の詩」。日本一、もしかしたら世界一不幸な女性・幸江と無口な夫・イサオとの夫婦生活を描き、必殺のオチはイサオのちゃぶ台返しという独特の世界を持つ本作が、「ケイゾク」、『大帝の剣』の堤幸彦監督により映画化。主人公の幸江を演じた中谷美紀に話を聞いた。
1971年にTV放映が開始され、社会現象をも起こした「仮面ライダー」。その後、様々なライダーたちが人気を博したが、2005年に原点となる最初の仮面ライダー、1号と2号が『仮面ライダー THE FIRST』で復活。そして、その続編となる『仮面ライダー THE NEXT』で1号・本郷猛を演じた黄川田将也に話を聞いた。
永遠の若さを手にするため400年も待ち続ける魔女たちに空飛ぶ海賊たち、王位に目がくらんで彷徨う亡霊の王子たち。彼らが狙うもの、それは“流れ星”——。かつてない強烈なキャラクターとシニカルな笑いで贈る、ファンタジー大作『スターダスト』。いよいよ迎える10月27日(土)の公開に先駆けて、本作で主演に抜擢された注目の若手俳優、チャーリー・コックスが作品の見どころについて語ってくれた。
『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が手がけた短編、『ユビサキから世界を』は“自殺”という言葉、そして行為を巡る、女子高生の仲良し4人組の数日間の心の動きを描いている。その4人のうち、最もクールで言葉数も少なく、何となく冷めた目で世間を見ているような女の子、リンネを演じた谷村美月に話を聞いた。