東日本大震災から時を経た現代の宮城県内の都市で全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生する。被害者たちはそれぞれ善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。捜査線上に浮かび上がった容疑者は刑期を終えて出所したばかりの利根泰久、31歳。知人を助けるために放火、傷害事件を起こして服役していた元模範囚だった。犯人の決定的な確証がつかめない中で、新たな第3の事件が起こり…。裁かれなかった罪と罰、正義が交錯した果てにあったのは、あまりに切なすぎる真実だった。
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ときに、異彩を放つ作品が映画ランキングを賑わせることがある。日本政治の闇に斬り込んだ『新聞記者』、超格差社会を描き、アジア映画で初のアカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』などが記憶に新しいだろう。
俳優・林遣都が「20代最後の役」であり「30代最初の役」でもあると語った火9ドラマ「姉ちゃんの恋人」。では、彼の来る2021年は?
中山七里の小説を瀬々敬久監督が映画化するヒューマン・ミステリー『護られなかった者たちへ』より、容疑者に扮する佐藤健と、刑事に扮する阿部寛の表情を切り取った本作の第1弾ビジュアルが公開された。
佐藤健が『8年越しの花嫁 奇跡の実話』瀬々敬久監督と再タッグを組み「護られなかった者たちへ」映画化に主演。共演に阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都を迎える。