およそ40年にわたりハリウッド映画界を牽引してきた巨匠、マーティン・スコセッシがずっと夢見てきたという、初の3D撮影による冒険ファンタジー『ヒューゴの不思議な発明』。アカデミー賞最多ノミネートで注目を集める本作で、ひときわキュートな魅力を放っているのが主人公・ヒューゴが探し求める謎の“鍵”を握る少女・イザベルを演じているクロエ・グレース・モレッツ。巨匠に「特別な感じがした」と言わしめた彼女が語る本作の魅力とは? また、スコセッシ監督との共同作業はどんなものだったのか? 13歳(撮影当初)とは思えぬしっかりとした語り口で本作についてたっぷりと語ってくれた。
レッド・ツェッペリンの名曲「移民の歌」が女性ボーカルによる独特の甲高い声で響き渡ると同時に、コールタールのような真っ黒い液体が全てを覆い尽くしていく何とも形容しがたい映像が展開する。主人公・リスベットの「悪夢を表現した」(デヴィッド・フィンチャー監督)という鮮烈なシークエンスで『ドラゴン・タトゥーの女』は幕を開ける。同時にそれは、リスベットを演じたルーニー・マーラの華々しいキャリアの幕開けと言えるかもしれない。だが当の本人はそんな周囲の喧騒に流されることなく、己を冷静に見つめている。この物静かでシャイな26歳が、どのようにしてあの奇抜な外見と烈しい内面を抱えるリスベットと向き合い、彼女に同化していったのか——? 公開を前に初来日を果たした彼女に話を聞いた。
「メガホンを握る」という言葉で表現される映画監督の仕事だが、どうやらメガホンよりも頭を抱えている時間の方が長そうだ。この2人はどうだったのだろうか? 『南極料理人』の沖田修一監督が、ある地方の村を舞台に映画作りの現場のドタバタを描いた最新作『キツツキと雨』。映画のことなど何も知らないままに映画作りを手伝うことになる武骨なきこりを役所広司が、そしてゾンビ映画を撮影する気弱な映画監督を小栗旬が演じる。ご存知の通り、2人は映画監督の経験アリ。さてさて、役所さんと小栗さんの目に沖田組の現場はどのように映ったのか? この2人だから語れる(?)映画監督とは——?
失礼な言い方かもしれないが、いたずらっぽい笑みを浮かべながら嬉々として作品について語り続けるこの男には、“プロジェクトマネージャー”などというシャレた横文字の肩書きよりも、でっかいお祭りの“実行委員長”という言い方の方がしっくりくる。それとも、祭りの始まりを今か今かと待ちわびる子供と言うべきか…? 『はやぶさ 遥かなる帰還』の撮影が終わってすでに半年近くが経つというのに、渡辺謙はついさっきまで現場にいたかのような情熱をもって作品への思いを語り、語り、語り続ける。絶望的な状況の中でも決してあきらめることなく挑戦し続け、小惑星探査機・はやぶさの奇跡の帰還を実現させた研究者たちの姿から何を感じ、映画で何を伝えようとしたのか——?
己の身を削り、そこに火を灯すような——。高良健吾が演じるキャラクターからは常にそんな熱さ、鋭さ、生々しさが伝わってくる。『M』に『蛇にピアス』、『軽蔑』など、これまでの出演作には生への葛藤や孤独、人間の弱さを感じさせる作品が並ぶが、そんなフィルモグラフィーの中で明らかに他作品と異なる空気をまとい、全く違う高良さんの一面を見せてくれるのが沖田修一監督による作品だ。久々に田舎に帰省した大学生とでも言おうか…。そもそも演技以前に『南極料理人』('09)での“兄やん”という役名からして危機感も切迫感も全く感じさせない。前作からおよそ2年の時を経て、沖田監督と再び組んだ最新作『キツツキと雨』でも、同様の“ユルさ”は健在である。昨年は映画のみならず初舞台、NHKの朝の連続テレビ小説にも出演するなど、ますます活躍の場を広げる高良さんだが、ほかとは一線を画した沖田作品の空気感をどのように捉えているのか? そして沖田監督は何を求めて高良さんを起用したのか? いま、最も注目を集める高良健吾の魅力をあえてこの異色作から解き明かす!
「始まりが終わりであり、終わりが始まりである、ということ。この映画を通して、僕自身が“始まり”へ観客を誘いたかったんです」。初のオリジナル脚本で撮り上げた映画『人生はビギナーズ』について、マイク・ミルズ監督は語る。自身といまは亡き父親のパーソナルな関係を紡ぎ出すように打ち明け、優しく漂う愛の物語を完成させた彼が、本作に込めた想いとは——?
ニューヨークのマンハッタンにそびえたつ、最高級マンション“ザ・タワー”を舞台に、この最上階に居を構える大富豪vs彼に騙された使用人たちが繰り広げる、大逆転計画を描いた痛快コメディ『ペントハウス』。コメディファンにとってはたまらない、稀代のコメディアンが本作で遂に初共演を果たした。その2人とは、俳優のみならず監督・脚本などマルチな才能を発揮しているベン・スティラーと、90年代に一世を風靡し、不動の地位を築いたエディ・マーフィーである。絶妙な掛け合いを見せる2人に、本作について語ってもらった。
主演の林遣都、桐谷美玲を始め、小栗旬や山田孝之など豪華キャスト陣で贈る人気コミックスを実写化した『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』。本作でロックスター“星”役で強烈なインパクトを放つ山田さんが、星の格好そのままに、真剣な表情でその舞台裏を明かす貴重なインタビュー映像がこのほど到着した。
オリバー・ストーン監督作『プラトーン』('86)でその確固たる存在感を露にし、『スパイダーマン』シリーズの“グリーン・ゴブリン”役に代表されるような、観る者を戦慄させるヒールから、ラース・フォン・トリアー監督の『アンチクライスト』での衝撃的な役どころまで、数々のアクの強い役を演じてきた名優、ウィレム・デフォー。現在56歳、そんな彼が放つ重厚感のある魅力を存分に味わうことができる一作が『ハンター』だ。本作で、ウィレムは人との関わりを一切拒絶し、孤高の人生を歩む“ハンター”を、見事に体現している。
どこからどう見ても着ぐるみを着ているのに、「着ぐるみじゃない」と言い張るカッパ姿のリーダーに、お星様のマスクを被ったロック・ミュージシャン。さらには、毒舌で周囲を斬りつけながら酪農に精を出すドS美女に、ドS美女に愛を捧げるシスター姿の美男子などなど…。愛すべき奇天烈キャラクターたちが愛と感動の物語(?)を織り成す『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』で、主人公の“リク”と“ニノ”を演じた林遣都と桐谷美玲が体験した大切な時間とは? そして、作品に参加したことで発覚してしまった(!)恋愛観とは…?
ラーメン店チェーン「天下一品」の開店40周年を記念し、お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬が初めて映画脚本を手がけた異色の人間ドラマ『メンゲキ!』。本作で主演に抜擢された「劇団EXILE」の青柳翔の独占インタビュー動画がこのほど到着! 初主演を務める本作の見どころについてたっぷりと語ってもらった。
クリント・イーストウッドがレオナルド・ディカプリオを主演に迎え、半世紀にわたって“影の独裁者”としてアメリカを牛耳った初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの実像に迫った『J・エドガー』。レオ&イーストウッド監督、さらにフーバーの部下のクライド・トルソンを演じたアーミー・ハマー、同じく部下のギャンディに扮したナオミ・ワッツ、脚本を手がけたダスティン・ランス・ブラックが顔を揃えての異色の座談会の模様をお届け! 後編となる今回は、劇中のキャラクターたちの強く結びついた、そして時にいびつにすら映る関係性をどのように捉え、演じたのかをレオたちが語り合い、さらにイーストウッド監督が自らの“現在”について語り明かす。
巨匠スティーヴン・スピルバーグ渾身の一作として贈る、馬の目線を通して愛と別れ、人間のドラマを知る感動作『戦火の馬』。昨日発表された本年度のアカデミー賞作品賞にも見事候補入りを果たした本作だが、この超大作でスピルバーグに見出され、華々しい映画デビューを飾ったのが、いま注目の新星ジェレミー・アーヴァイン。馬と一体となり、力強いメッセージを体現した彼が本作を通して感じたものとは? 作品の魅力と共に、本作の立役者である馬との共演について語ってくれた。