物語は14歳の少女が殺害されるというショッキングなシーンから始まり…と紹介すると、どれだけ残酷なシーンが…と観る前から眉をひそめる人もいるようだが、安心してほしい。『ラブリーボーン』は、連続殺人犯の手に掛かり、天国と現世のはざまにたどり着いた少女を主人公にしているが、いたずらに凄惨なシーンや残酷な描写はなく、どこか不思議な温かみすらもって物語が展開していく。それを可能にしたのは、ピーター・ジャクソン監督お得意の幻想的で美しい映像の力もあろうが、何より俳優陣たちの実力、特に主演のシアーシャ・ローナンの演技力によるところが大きい。シアーシャは、『つぐない』で13歳にしてオスカー候補に名を連ねるなど、その実力は折り紙つき。本作でも、悲しみややりきれなさを胸に秘めつつも、明るく、そして強い少女・スージーを見事に演じきった。“未来のオスカー女優”と誰もがその未来に明るい希望を彼女に託すが、15歳の天才少女の素顔は…?
日本を代表する巨匠、山田洋次の10年ぶりの現代家族ドラマ『おとうと』。間もなく公開を迎える本作に出演している加瀬亮から動画メッセージがシネマカフェに到着した。
『クローズ ZERO』シリーズを観て覚えている人も多いかもしれない。やんちゃな高校生の一人として、シリーズを通じて強い存在感を放った遠藤要。この『クローズ ZERO』が映画デビュー作と聞いて驚いたが、その後も次々と多様な作品へ出演。そんな彼が、初めて主演を張った映画が『イエローキッド』である。祖母と暮らすボクサー志望の青年であり、周囲の状況に流されながら、徐々に“変貌”していく主人公・田村を好演している。監督を務めたのは真利子哲也。これまで短編作品で名を馳せてきた彼が、ついに長編作品を世に送り出す。公開を前に遠藤さんと真利子監督に話を聞いた。
海外でも高い評価を受ける諏訪敦彦監督が、フランスの俳優イポリット・ジラルドと共同監督で製作し、昨年のカンヌ国際映画祭でも喝采を浴びた『ユキとニナ』。本作で、フランス人の父親と日本人の母親の不仲のあおりを受け、そのはざまで揺れる少女・ユキを演じ、“小さな大女優”と称賛を浴びたノエ・サンピからシネマカフェに向けてメッセージが届いた。
ピッパ・リー、50歳。30歳も年上のベストセラー作家の妻であり、2人の子供を育てた母。そんな、誰もが羨む“完璧な”女性であることに疲れた彼女が、15歳も年下の男性との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す姿を描いた『50歳の恋愛白書』がまもなく公開を迎える。ピッパを演じたのは2人の女優。50歳を迎えた現在のピッパを演じたのはロビン・ライト・ペン。そして、物語を進める上で欠かすことの出来ない、若き日のピッパ——現在の彼女からは想像もできないような麻薬とセックスに溺れる10代から20代にかけての彼女を演じたのが「ゴシップガール」ヒットで、文字通り一夜にして“シンデレラガール”となったブレイク・ライヴリー。ロビンとブレイク、1つの体に2人の人物が同居しているかのように、同一人物を重層的に演じた2人が語ったピッパとは…?
ときに柔和で無防備な男性から、ときに狂気を内に秘めた役まで、日本映画界を牽引する数々の監督から引く手あまたの存在として、“色”を変え応えていく、加瀬亮。そんな彼が次の出演作として選んだのは、日本を代表する巨匠、山田洋次監督の10年ぶりの現代ドラマ『おとうと』。どこかノスタルジックで温かい空気に満たされた本作で、彼は主人公の娘・小春(蒼井優)を優しく見守る青年をまっすぐに演じた。「上の世代の方たちとすすんで仕事をしたい」。そう語る彼が、巨匠の現場を経て見据えるものとは——。
もしも、自分の分身ロボットがいたら…。かつて藤子不二雄の人気漫画「パーマン」に登場した“コピーロボット”に憧れの念を抱いた方はもちろん、誰でも一度は同じ願いを持ったことがあるのではないだろうか? そんな、人間の“願望”が実現した世界を描いたSFストーリー『サロゲート』が1月22日(金)より公開となる。このほど、本作の主人公トム・グリアーを演じたブルース・ウィリスのインタビュー映像が到着! 作品の見どころや撮影について語ってくれている。
摩訶不思議でありながら、心を揺さぶるほど魅惑的なテリー・ギリアムの映像世界に身を置いて、何の違和感もない美貌と完璧なプロポーション。長い手脚を持て余すようにソファにもたれながら、クールな微笑みを浮かべるリリー・コールを見て、彼女が作品に望まれた理由を瞬時に理解することができた。テリー・ギリアムの監督最新作『Dr.パルナサスの鏡』で、リリーはヒロインのヴァレンティナを演じている。
先日公開を迎えた『ランブリングハート』で、恋に対してリアリストの姉と強気で突っ走る妹という両極端な双子の姉妹2役を演じた臼田あさ美から動画メッセージが到着した。
劇中と同じように、紫煙をくゆらせながら特徴的なハスキーボイスでゆっくりとこちらの質問に答える姿に不思議と惹きつけられてしまう。アナ・ムグラリス、31歳。現代では稀少な存在となってしまったタイプの女優と言えるかもしれない。そんな彼女が演じたのは、まさに“カリスマ”と呼ぶべき、ファッション史における最も偉大な人物の一人、ガブリエル・ココ・シャネル。シャネルを主人公に昨年来、立て続けに公開されてきた『ココ・シャネル』、『ココ・アヴァン・シャネル』と比べ、この『シャネル&ストラヴィンスキー』はある意味“異色”の作品。シャネルの代名詞とも言えるパフューム「No.5」、およびストラヴィンスキーの代表作「春の祭典」の誕生の裏側と、2人の秘められた恋——。アナは何を感じ、何を想いながら伝説のデザイナーを演じたのか?
果たして彼女は天使か悪魔か? 少なくとも“小悪魔”などというかわいげな存在ではなさそうだ。さらに、付け加えるならとてつもなく美しい。前途洋々たる“好青年”の前に突然現れ、嵐のような恋へと巻き込んでゆく——。中山美穂は、自由奔放で、激しくもどこか寂しげ、そして何より魅力的なこの女性・沓子という役で12年ぶりのスクリーン復帰を果たした。原作は夫でもある辻仁成の同名小説。そして、監督を務めたのは、『私の頭の中の消しゴム』で感動を呼んだ韓国人監督イ・ジェハン。『サヨナライツカ』公開を前に、中山さんとジェハン監督に話を聞いた。
モーリス・センダックの名作絵本を実写映画化した『かいじゅうたちのいるところ』。本作では、日常に苛立ちを感じる8歳の少年・マックスの心の旅が展開する。友達と遊んでばかりの姉に構ってもらえず、恋人との関係に夢中の母親ともしっくりいかないマックスは、家を飛び出して不思議な島へ。そこで、彼は大きな体の“かいじゅうたち”と出会う…。監督のスパイク・ジョーンズは、少年の憂鬱、痛み、そして願いをなぜこんなにもビビットに描くことができるのだろう? この作品を目にした誰もが、この感嘆にも等しい疑問を抱くはずだ。そして、その答えは…、このインタビューで少しだけ分かった…かもしれない。
著者の急逝後に全世界で出版され、2,100万部を超える大ベストセラーとなった傑作ミステリーを映画化した『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』がまもなく日本でも公開! 主演のノオミ・ラパスの動画インタビューが到着した。