泣く子も黙る“アポ無し突撃取材”で知られる、ドキュメンタリー監督マイケル・ムーア。その彼が、ヴェネチア、トロント、L.A.、デトロイト、N.Y.など、アメリカを始めとする世界各都市で絶賛された最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』の日本公開を控え、11月末に待望の初来日を果たした。最新作のテーマは、ずばり「お金」。アメリカにおいて、持てる者と持たざる者の格差を広げ続ける元凶となった社会システム=資本主義をめった斬り。この不況を機に、持たざる者から基本的人権や安定した生活を送る権利すらも奪うこととなったこのシステムを“悪”と見て、今回も徹底的に弱者の代弁者としての立場をとっている。
『亀は意外と速く泳ぐ』や『転々』など、ゆるりとしたギャグと徹底的に作り上げられた独特の世界観で数々のファンを魅了する、日本映画界きっての奇才・三木聡。またもや摩訶不思議なタイトル『インスタント沼』と名づけた、監督の集大成とも言うべき最新作がDVDリリースされた。作品の随所から見られる監督の「映画」へのこだわり、そしてその原風景について、話を聞いた。
この若さで“個性派俳優”と称される役者も珍しい。濱田岳、21歳。先頃DVDがリリースされた『鴨川ホルモー』では、主人公の親友でエキセントリックな帰国子女の京大生・高村を好演。劇中、現代劇にもかかわらずチョンマゲ姿を披露し、なんと織田信長(のモノマネ)まで演じている。「『人間五十年』の舞いまで満喫しちゃいました」と屈託なく笑う一方で、「人前で演技するのがいまだに恥ずかしい」とも。個性派俳優であればあるほど、その素顔が気になるところ。この『鴨川ホルモー』を始め、映画、ドラマへの出演が続く濱田さんに話を聞いた。
ミラ・ジョヴォヴィッチが帰ってきた! 『バイオハザード III』の日本での公開と時を同じくして、同作の監督、ポール・W・S・アンダーソンとの間に授かった第一子を出産。その後、いくつかの作品に参加しているが、まもなく公開される『THE 4TH KIND フォース・カインド』が復帰後初めて日本で公開される作品となる。彼女が演じるのは一児の母であり、夫を何者かに殺された未亡人であり、不眠症が蔓延する街の心理学者。催眠療法によって人々の不眠の理由を解明しようとした結果、世にも恐ろしい映像を目撃することになり、街を覆う恐るべき秘密に直面することに——。この実話を基に、実際に残された記録映像をも使用して製作されたこの衝撃作について、彼女が口を開いた。
全米を始め、世界中で記録的なヒットとなっている『ニュームーン/トワイライト・サーガ』が11月28日(土)についに日本でも公開を迎え、前作『トワイライト 〜初恋〜』を上回る好調なスタートを切った。映画の公開に際し、本シリーズの大ファンで、“NEXT「Perfume」”との呼び声の高い「Sweet Vacation」のボーカル、Mayが本作の魅力を語ってくれた。
言わずと知れたロバート・パティンソンにクリステン・スチュワート、人気急上昇中のテイラー・ロートナー、さらにはダコタ・ファニングと若き才能が結集し、全世界で社会現象とも言える熱狂を巻き起こしている人気シリーズの最新作『ニュームーン/トワイライト・サーガ』。タクトを振り、あふれんばかりの才能を一つのチームとしてまとめ上げたのは『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の監督を務めたクリス・ワイツ。作品、そして俳優陣について監督自らが口を開いた。
いよいよ公開される『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の日本語版のイメージソング「Destiny」を歌う加藤ミリヤから、シネマカフェにメッセージが到着! 本シリーズの魅力、新作への期待を語ってくれた。
40歳のシングルマザーと24歳の青年の“格差”恋愛を描いた、この秋注目のラブストーリー『理想の彼氏』がいよいよ11月27日(金)より公開される。これに先駆け主演を務めたキャサリン・ゼタ=ジョーンズから、シネマカフェ独占で特別メッセージが到着!
全米でぶっちぎりの初登場第1位、日本でもまもなく公開を迎える『ニュームーン/トワイライト・サーガ』主演のロバート・パティンソンの独占メッセージ&インタビューがシネマカフェに到着した。
舞台から映画、TVドラマ、バラエティ番組まで、その流暢な語り草とスパイスの効いたキャラクターで、独特の存在感を示す八嶋智人。昨年公開された『秋深き』で映画初主演を飾った彼が今回、ノスタルジーあふれる篠原哲雄監督の最新作『つむじ風食堂の夜』で二度目の主演を果たした。名前のない、「私」という役を通して見えてくる、役者・八嶋智人のこだわりとは——。
日本よりひと足早く、先週公開された全米で興行収入6,500万ドルを記録、北米初登場1位を獲得したローランド・エメリッヒ監督の『2012』。2012年に世界が滅亡するというマヤ暦の予言が現実のものとなる中で、命がけで家族を守る主人公・ジャクソンを演じたジョン・キューザック。18年ぶりに来日した彼は取材当日、風邪気味で少々つらそうな表情だったが、ダブルエスプレッソを気付け薬代わりに、超大作への出演について語ってくれた。
その端正かつフレッシュな笑顔と人懐っこいキャラクターで、幅広い世代から高い支持を集める小池徹平。昨年公開された『ホームレス中学生』など、実年齢よりも若くて愛らしい役を演じることの多かった彼が、サラリーマンに変身! 新境地となる主人公・マ男を演じた、“お仕事” エンターテイメント『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を通して垣間見える、彼の“仕事愛”とは——。
鬼才と呼ばれる一方で“タラちゃん”という愛称も定着しつつある、言わずと知れた売れっ子フィルムメーカー、クエンティン・タランティーノ。新作を発表するたびにセンセーションを巻き起こすのは当たり前、アクション系、SF系、ラブコメ系…というおおまかなジャンルに“タランティーノ系”が加わってもいいほどの独特の世界観を描き続けている。そして、ブラッド・ピットと初タッグを組んだ『イングロリアス・バスターズ』は彼の集大成とも言える作品に仕上がった。第二次世界大戦時の対ナチ戦と復讐劇が織り混ざったドラマだが、真面目な歴史映画でも、アクション・シーン満載の戦争映画でもなく、言えるのは期待を裏切らないエンターテイメントであるということ。主要キャストとしてキャスティングされたフランスの女優メラニー・ロランもタランティーノ監督であることが出演の決め手であり、「タランティーノ作品は大好きよ! もちろん、全作品を観ているわ!」と、声を弾ませる。