映画俳優組合(SAG)賞で主演女優賞、助演女優賞、アンサンブル・キャスト賞に輝いた『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』で監督・脚色を手がけたテイト・テイラー(上写真:右)が全米脚本家組合西部支部(WGAW)からポール・セルヴィン賞を授与されることが決まった。ポール・セルヴィン賞は、憲法上の権利と市民としての自由の精神を描く作品に与えられるもので、人種差別が残る60年代のアメリカ南部を舞台に、白人女性と黒人のメイドたちとの友情を描いたキャスリン・ストケットの原作小説を見事に脚色したテイラー監督について、WGAW代表のクリストファー・キーザー氏は「特定の時代と場所の物語であると同時に、映画が掲げるメッセージは普遍的で、現代にも通じるものがある」と授賞理由を語った。テイラー監督は『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』でWGA賞そのものの候補にもなっている。ポール・セルヴィン賞授与も行われる第WGA賞授賞式は19日にハリウッド・パラディアムで行われる予定。映画部門の候補作は以下の通り。オリジナル脚本賞『50/50 フィフティ・フィフティ』(ウィル・レイザー)『Bridesmaids』(原題/アニー・ムモロ、クリウテン・ウィーグ)『ミッドナイト・イン・パリ』(ウディ・アレン)『Win Win』(原題/トム・マッカーシー ストーリー:トム・マッカーシー&ジョエル・ティボニ)『ヤング≒アダルト』(ディアブロ・コディ)脚色賞『ファミリー・ツリー』(アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ)『ドラゴン・タトゥーの女』(スティーヴン・ザイリアン)『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(テイト・テイラー) 『ヒューゴの不思議な発明』(ジョン・ローガン)『マネーボール』(スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソルキン)© AP/AFLO
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